9月末に上野科学博物館の「海のハンター展」に行ってきました。(10/2までの展示)

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古生物の化石などの展示にはできる限り出向くようにしています。

人間がデザインした怪獣やモンスターと違い、恐竜をはじめとする古生物は実際この地球上に生存し、我々と同じように呼吸し、食べ、危険から逃げたり、ときに病気に苦しんだりしながら環境に適応して生活していた圧倒的にリアルな者たちであるわけです。

今回の展示では巨大捕食者、特に古生代のダンクルオステウス(全身に鎧をまとい、巨大な顎で獲物を切断して食った体調10mの怪物)や中生代のショニザウルス(体調20mの魚竜で、見かけは巨大イルカのようなもの)や、メガロドン(体調15mもある、厳正のホオジロザメの化け物のようなもの)などの信じられないサイズ感に感嘆しました。

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また、巨大魚(カラモプレウス)が大型魚(クラドキクルス)を丸のみにしたものの、腹を食い破られて相打ちになっている化石などは、古代の海の中の激しい生存競争の様子をまざまざと見せつけてくれる、興味深い標本でした。

そのほかにもダルマザメが大型生物の退場の肉をえぐり取る際の口、歯の動きのメカニズムなど初めて知ることも多く、楽しい見学ができました。上のではほかにも仏像や絵画などおもしろそうな展示が多いのですが、展覧会のはしごをするには時間も体力もたないので残念ながら一つだけしか見られません。

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雨が降ったりやんだりの天候で、スカイツリーも三分の一ほど雲に隠れているようでした。もう少し上のが近かったら、と思いますが、もっと遠くから来場する人々も多いはずですから、贅沢はいえません。

東京には美術館、博物館など世界のどの都市と比べても引けを取らないほどありますから、ぜひこの秋に最低でも一か所は足を運んでみることをお勧めします。本物を間近でみるのはスマホやネット画像見るのとは全く違う体験ですから。