だいぶ涼しい日も多くなってきましたが、その前が妙に暑かった分、体調管理に気をつけたいところです。

学期テストがあったりして、みなさん頑張って勉強していました。目黒区では前期末テストがありましたが、ほとんどの人が健闘していました。夏からの努力が実ったものと思います。

ただ、夏の講習のような幅広い範囲の勉強から少し離れて、日々の提出や小テスト向けの勉強が中心になってきている面があり、月例テストの理社などはやや得点の低下傾向が見られます。

中3の人は週に1度は理社の総復習を手がけることを習慣づけましょう。受験生の人は特に、外部の模試も含めて多くのテストを受ける時期です。全体にまだ点の取り方が上手ではないという感じがします。難しい問題に意識がとられて時間も労力も多く費やし、基礎的なところで凡ミスをして点を落とすのが一番残念なパターンです。

みんな、できる問題のタイプを多くすることに熱心(これはこれでもちろん大事なことです)で、取れる点をしっかり取るという意識がまだ弱いと思います。

相手のあるスポーツなどの勝負だったら、少しでも弱点を見せたら相手はそこをどんどん狙ってくるものですが、幸いなことに入試などでは出題者はそういうことはしてきません。多くの人が間違いやすい問題を出すということはありますが、一人一人の苦手パターンを見極めた上で攻めてくる、というような恐れはないわけです。だから、必ず点の取りやすいタイプの問題は見つかります。そういうところを見つけて点を積み重ねながら、苦手分野はスルーして最終的に合格ラインをクリアできればいいのですから、戦い方によっては常に自分有利な状況を作りながら進むことができるのです。解く順番や、時間の配分は死活的に重要ですから、その辺りの感覚を磨くために月例テストなどを利用してください。

漫然と順番に問題をこなしていって、結果が良かった、万歳。悪かった、がっくり。で終わることのないようにしましょう。