2018年度 夏期講習 7月23日(月)〜8月24日(金) 【全20回】

来週より夏期講習が始まります。学校の休み期間中、苦手分野を克服し、得意分野の力を伸ばしましょう。自分の現在の学力と向き合い、集中して取り組めば必ず効果が出ます。今年の夏はとりわけ暑さが厳しいようですが、その中で体調を維持しながらある程度テーマを持ち、自分に負荷をかけて臨んでもらいたいです。

自分にどれくらい負荷をかけるか

サッカーW杯、テニスのウィンブルドン大会など、世界最高レベルの選手たちの素晴らしいプレーを観て驚嘆するという機会が多く、まだ余韻に浸っているような感じです。

トップクラスのアスリートたちは、素質が優れているだけではなく、自分に負荷をかけながらより高いレベルのプレーが出来るよう日々努力する人々でしょうし、また、プレッシャーのかかる舞台に立っても普段通り、あるいはそれ以上のパフォーマンスを見せることができるような、心身のコントロールの達人でもあるでしょう。普通の人である私たちには、そこまで高いハードルが課せられているわけではないので、無理のないレベルで自分のレベル向上を地道に追求して行ってほしいと思います。

自分に負荷をかけ過ぎて、プレッシャーで潰れてしまうというケースはありますが、逆に負荷から逃げ過ぎることで、成長のチャンスをみすみす逃してしまうというケースの方がやや多いような気がします。そこで次の2つに注意して無理なく充実した夏を送ってもらえれば、と思います。

初めから逃げない

「この科目は苦手だからやらない」「自分は暗記はダメだから英単語、漢字はできなくても良い」「このページの問題は難し過ぎるからスルー」など、戦う前から逃げてしまうのはやめましょう!例えば苦手教科の中でも、少しは手に負える分野はあるでしょうし、一応のルールが分かれば誰でもできるような基礎問題もあります。戦わないというのは場合によってはストレスを軽減するよい方法となりますが、学校の勉強に関してはそういうスタンスを取っていると成長は望めません。

もうダメだ、やめようという潮時の見つけ方

諦めてはいけないところで諦めるのはふがいなくて困りますが、無理して頑張っても逆効果になるという時もあります。勉強を続行しても簡単なはずの問題で正解率が大きく落ちるようになったらやめ時です。覚える課題の場合、「さっき覚えたはずのものをもう忘れた」「2つの事柄を混同することが増えた」という症状が出たら休みましょう。

受験の学年の人だったら簡単に休みにするわけにも行かないでしょうから、得意科目の簡単なチェックなどをしてプレッシャーを減らしましょう。