とりわけ暑さが厳しいこの夏でしたが、多くの人は大きく体調を崩すこともなく乗り切ってくれているようです。きちんと睡眠、栄養、水分などが取れていたということだと思います。それだけでも自分を褒めてあげて良いですし、保護者の方への感謝も忘れてはいけませんね。

夏休みは全般的に復習を中心として苦手な教科や忘れてしまっていた分野の理解の回復などで成果をあげられたと思います。

目黒区の公立中では9月の頭に前期期末テストがある関係で、予習にはあまり力を入れられなかったので、試験後には予習モードにする予定です。

確かな得点力をつける

答え合わせをしている時や、生徒さんが問題を解いているのを見ているときに経験するのですが、同じタイプの問題で続けざまに正解すると思うと急に連続してミスをする、(あるいはその逆も)というケースがあります。

自分のやっている解き方を意識している場合は途中で気付いて、間違ったところを自分で直したりできるのですが、理解が不十分でただ作業で解いている場合は、自分のミスに気付くことはありません。

10のうち6か7まで理解している(だから正解を連発することが起こり得るのです)けれど、しっかり定着してはいない時に、正解と誤答の交互連続という現象になるのです。

これは実力を高めるチャンスでもあり、下手をするをまったく成長がないという状況にもなります。「なんか、できたりできなかったりなんだよなー。」というままほっておくと、6〜7まであった理解はあっという間に0に戻ります。

この時にあれ?どうしてできたはずのところでミスるんだろう?」と疑問を持って自分の解き方を見直したり、こちらに質問して解法を確認すれば6〜7の理解を10にして、完全に知識を定着させることができるのです。

人間は一度に多くの敵を相手に戦うことはできません。戦う相手を絞り込んで一対一の形を作り、一人ずつ倒していくしかないのです。敵を絞り込むためには、

自分にとって

①確実にできる、分かるもの

②少しあやふやなもの

③全くできない、知らない、覚えてない

ものの3つに分けてみることです。

その上で、あなたの戦うべき相手はどのタイプなのでしょうか?

敵は②です。

暗記系の知識の場合、②とは正確に覚え切れていない事柄、ミスの出やすいつづりや漢字などです。

思考系の問題だと正解出来たり出来なかったり、というタイプの問題です。その分野でひとふんばり頑張って理解を固めることで、取りこぼしの少ない確実な得点力が身についていきますからその辺りを意識してください。

夏期講習お疲れ様でした。新学期も頑張りましょう。