10月に入ってようやく秋らしくなりました。
ほっとする時期ですが、受験を控えた人にとっては、これから涼しくなり、寒くなって寒さのピークの時期に入試が待っているので、だんだん追い立てられる受験生の感覚が身に染みてくることになります。

9月の定期テストでは、夏期講習終盤をテスト対策にあてたこともあり、皆さん好結果だったといえます。「どうやったら点がとれるか見当がつかない」という段階にいる人はもういないですね。

テストでよい得点をあげる、また、その集大成として入学試験で合格点をとるためには、まず、①学力をつけること、またそれを支える②健康③メンタルの充実が必要になります。まず、学力について考えます。

学力に関しては、よく「地頭がいい」などと言いますが、これは1年や2年でどうにかできるものではないので、ないものねだりはせず、自分の頭でやれることをやるしかありません。やれることは大きく分けて3つです。

❶できる問題のタイプを増やすこと
❷できるはずの問題を落とさないこと
❸練習を重ねてスピードをあげること

試験会場で一番大事なのは❷ですが、受験勉強中は❶と❸がテーマになります。❶については、まず自分の学力分析からスタートします。どういうタイプの問題はできて、どういうタイプでつまずくか、それをチェックしましょう。そのうえで、できないタイプの中で、とても歯が立ちそうもないものと、頑張れば攻略できそうなものを分けます。それから、何とかできそうな方に力を集中するのです。(歯が立たない問題はとりあえず捨てておいて結構です。)何とかなりそうなものに力を注げばたいてい光明が見えてくるものです。どうしてもうまくいかないときは塾で質問してください。少なからずヘルプはできるつもりです。できる問題のタイプを増やせたら後は問題をこなしてスピードと正確さを向上させていく、この繰り返しで力をつけていってください。

試験本番まで、毎月の月例テスト、学校の定期考査、小テスト、会場模試を通して、先に述べた❶、❷、❸の達成の過程を実感していけるよう時間を大切に使ってください。